円満退職すべき場合でも退職理由は慎重に考えること

退職

仕事を辞める前に

仕事を辞めたいと退職する前にしておくべき事についてです。まず、自分の中にある仕事を辞めたいという気持ちと向かい合うことです。今すぐ絶対に辞めなければならないことか考えましょう。職場の環境に関することが問題なら、上司に悩みを打ち明けてもいいこともあります。

一緒に働いている人が、似たような悩みを抱えていることもあります。あるいは、全て打ち明けてしまった方が、事態を改善する方法が見つかることもあります。解決の糸口は案外と身近な人のところあるかもしれません。

退職も辞さないと考えているのなら、ある程度のゴタゴタが発生しても困るようなことはないでしょう。モヤモヤした気持ちを抱いたまま退職するより、現状を打開する方法をまずは探してみてください。

不満点が改善されることによって、より働きがいのある職場になる可能性もありますし、自分の意見を誰かと戦わせることは相手を知り、自己を知る契機となります。また、現在の会社の問題点を理解し、ある一定ラインまでは妥協することを覚えることも、長く勤め続けるポイントです。

辞めたいという気持ちを持っている時ならばこそ、自身の問題と直面し飛躍へとつなげていきましょう。仕事を辞めたい理由として、給与に対する不満が少なくないようですが、転職したからといって給与が上がるとは限りません。

仕事を辞めたいと転職活動期間が長引けば、経済的に不安定になることも考えられます。年収だけを条件に会社を探していると立地条件や転勤可能性の問題も立ちふさがります。仕事での問題を解決する方法はないか、この時期の転職は本当に特か、辞めたい時こそが考え時といえるでしょう。

 

円満退職をするための注意点

円満退職するにはいくつかの注意点があります。退職予定日の1か月前には、直属の上司に口頭で伝え、退職願を出します。退職願が受理されたら、後任者に仕事の引き継ぎを行います。業務を引き継ぐ人と共に客や付き合いのある会社の相手にはあいさつをしてください。

余裕を見てあいさつ状を揃えることも大事です。会社や周囲の人たちに対して誠実な態度で臨むことが円満退職では欠かせません。会社によっては、退職願を書くための書類が用意されています。退職後のトラブルを回避するため、会社のやり方に沿って退職願を書きます。

黒の万年筆かボールペンで書きましょう。特定の用紙がないなら、白いたてがき便せんが定番です。退職願の宛名は会社社長や代表者の名前にします。敬称は「殿」にします。自分の所属部署と自分の名前は、宛名より下の位置に書きます。

退職届には退職の理由を記入する欄がありますが、円満退職を目指すならここに不穏当なことは書いてはいけません。制服や定期券、保険証など返す必要のあるものは返します。制服や作業服は返却前にクリーニングに出し、汚れやシミなどはできるだけ残さないようにするのが心配りです。

経費で購入した品物などは使いかけでも会社に残すようにしてください。会社を退職を時には、忘れずに会社を辞めたことの証明になる離職票をもらってください。離職票をハローワークに持っていかなければ失業手当はもらえません。

離職票は、失業給付金に関する手続きをしないという方はもらわずともいいことがあります。確定申告や年末調整に確実に必要になる源泉徴収票は受け取っておいてください。円満退職をするためにこれらのことに気を配って退職までを過ごしましょう。

 

円満退職すべき場合でも退職理由は慎重に考えること

会社を円満に退職したい場合、どんな理由で退職するのかが重要です。家の事業を継ぐ時や結婚をする時は、十分に退職理由になります。これは、会社サイドが退職意思を思い直すように交渉してくることを避けるためです。

退職をする動機は、家の理由だけではありません。会社に対する不満や問題点が、退職につながることがあります。給与が低い、休みがない、上司が高圧的、仕事にやりがいがないなどが退職理由である人もいます。

退職をする理由が会社側の非にある場合には、円満退職にしようと考える前に相談する事をお勧めします。ハローワークや労働組合、法律相談所のほか、労働基準監督署に行くという方法もあります。

普通に考えれば、退職する時は円満に話がまとまるように努力したほうが、双方にとって都合がいい結果が得られます。ケースによっては、円満退職を諦めて、他の選択肢を選んだほうがいいことがあります。

失業保険を受け取れるタイミングは、会社都合になったほうが早まりますし、再就職を目指した活動がしやすくなることがあります。退職後3カ月してからでなければ、自己都合で退職した時はお金を受け取ることができません。

しかし会社都合での退職の場合は、この待機期間が無いので、すぐに手当をもらうことができます。会社側に理由があって退職することになった人のほうが、再就職先を探すための活動も行いやすくなります。

スポンサードリンク

こんな記事も読まれています。

退職