就職フェアの情報
最近は、あちこちの就職フェアに参加することで、就職先を探そうとする人が少なくありません。新たな人材を求めている会社が、就職フェアには集まり、受付窓口をもうけます。開催日と会場をあらかじめ周知しておき、参加者に自分の会社について説明します。
近年では、ＩＴ関連企業やベンチャー企業が、会社の拡大のために新しい社員を採用しようと就職フェアに参加することが多いようです。就職フェアは各企業ごとにブースがあり、興味のある企業ブースで会社の人に直接話しを聞くことができるものです。
就職フェアのいいところは、興味を持った会社について、社員と直接言葉を交わせることにあります。最近は求人数が求職者数を下回っている状態で、大学卒業直後でも就職先が見つけづらいのが実状です。
仕事を変えたいと思っていても、なかなか次の会社は見つからないものです。就職フェアに参加することで、新しい会社選びの接点が見つかる可能性もあるでしょう。就職フェアを合同ではなく、大手企業一社で行うこともあります。
大企業の求人は希望者が殺到し、競争率も激しくなりがちです。採用されるまでには何倍もの関門をくぐりぬけなければならないようです。就職フェアに行き、企業説明を受けることが全ての始まりになるでしょう。
納得のいく就職活動をするためには、まず就職フェアで会社の様子を聞く機会を持つことで、どんな職場で働きたいと考えているのかなどを考えることも必要です。
就職フェアには履歴書の準備を
企業によっては、就職フェアの場でそのまま面接を行うことがありますので、履歴書を作成して、いつでも提出できるようにしておきましょう。複数の会社が集まる就職フェアでは、ノーマークだった会社が急に気になるということもよく起こります。
チャンスを逸することがないように就職フェアに参加する前には、履歴書を何部か作っておくと対応しやすくなります。求人を出す企業と仕事を求める求職者が一堂に会する就職フェアは、効率的に情報を集めることができます。
就職相談会や就職説明会なども開催されており、求人を出している企業と出会う貴重な機会でもあります。地域や業界を限定して開催している就職フェアもありますので、転職活動が一層スムーズに行えます。
これまでの探し方では見つけられなかった企業との出会いが得られることもあり、広い会場に膨大な数の企業が集合する就職フェアも開かれています。就職フェアの魅力は、１日回ってみるだけで、数多くの企業の担当者と顔を合わせられることです。
本来の就職活動では、会社のある場所まで移動しなければならない分、一度に一社としか会うことができないものです。もともとは、就職フェアとは企業が情報を提示する場所なのですが、時には簡単な面接まで行っていることもあります。
参加時はそのつもりではなかったけれど、説明を聞いているうちに関心を持つようになり、面接の段階まで進んだというシチュエーションもあります。結果的に就職活動が進展することもありますので、就職フェアに行く時には、履歴書をきちんと作成しておくといいでしょう。
就職支援の制度を上手に活用する
働き口を探しても、景気が悪い昨今、いい求人が見つからないことが多いため、国も様々な支援策を打ち出しています。求職者支援制度は、厚生労働省が行っている就職支援策です。
雇用保険を受給できない状態で仕事探しをしている人が、職業訓練を受けて技術を身につけられるようにしているものが求職者支援制度です。無料で職業訓練を受けられるような仕組みになっています。
また、職業訓練を受けるための給付金の仕組みもあります。世帯や本人の収入額、資産額が一定の水準を満たしているともらえます。求人情報の提供や就職活動自体はハローワークで行い、同時に職業訓練を受けることで、新しい就職先を確保します。
特定求職者の条件を果たしていると求職者支援制度を使うことができます。精度を利用するための条件は幾つかあります。まず、ハローワークに求職の登録が済ませてあり、職業訓練の必要性があると認められていることです。
そして、働きたいと思っていることや雇用保険の被保険者ではないことです。ハローワークと連携している民間機関で、職業訓練を受けます。コースの終了までには、三～六カ月がかかるようです。職業訓練として受けることができる内容は、厚生労働省のホームページにで参照できます。
本気で仕事をしたいという意欲を持っている人は、ハローワークの就職支援が使えます。希望の職種に就職するために就職支援のシステムを活用したいものです。