住宅ローンは低金利だからと安易に考えるのは注意

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住宅ローン金利のこれからの動向について

これから先、住宅ローンがどう推移していくかを知りたくて、盛んにネット検索をしている人は、結構いるようです。この先、住宅ローンの金利は、どういうふうに変わっていくものでしょうか。景気動静や、国の施策によって、住宅ローンの金利は2019年より後はどうなるでしょう。

大方の見方では、2019年以後の住宅ローンの金利は、それほど劇的な違いが発生しないという予想が大半です。東京オリンピックのある2020年についても、住宅ローンの金利自体はそれほど変わらないという予測が主流になっているようです。

2021年の住宅ローンの金利についても、上がり下がりについての変化の予測はありません。2018年の時点では、2021年になれば金利が上昇すると予測されていましたが、2019年の今では、住宅ローンの金利は変わらないという予測になっています。

日本銀行が金利をどのように調整するかで、住宅ローンの金利もまた変化しますが、そういう意味では金利政策が大きく修正される見通しが立っていません。この先、消費税が上がることによって、景気や金利がどう変わるかが、重要なテーマになります。

近い将来、消費税の増税によって10%になると、消費マインドは下がり、物が売れにくい状態になります。

そうなった時に、金利がどう変わるかという問題があります。少し前まで、これから先の金利は徐々に上がっていくと考えられていたのですが、消費税が上がれば金利が下がりやすくなるので、相殺されて結果金利は同じということに落ち着きました。

この先、日本の経済が回りやすくなるか、滞りやすくなるかで、日本銀行の金利政策や住宅ローンの金利が変化します。

 

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住宅ローンは低金利だからと安易に考えるのは注意

できるだけ低金利で住宅ローンを受けたい方は大勢いますが、金利が低ければ何でもいいということはありません。より低い金利で融資を受けられればそれに超したことはないということは、住宅ローンの基本ではあります。

しかしながら、低金利だからこそ起こり得る問題も隠れているので注意が必要です。金利が低いからと安心して、大口の融資を受けてしまうと、借入金を返済する段階になって、想像以上に苦戦することがあります。

住宅ローンを借入する前に、返済負担が増えるというリスクを知っておくことは重要です。住宅ローンを組む時に、低金利の今のうちにと契約を急ぐあまり、頭金も借入額に入れてしまったり、予定より大口の借り入れをすることがあります。

住宅ローンを選ぶ時に、低金利かどうかを気にするあまり、返済の見通しが十分に立てられず、返済の時に苦労する人もいます。金利ばかりを気にしすぎて、長い将来にわたっての返済のことまで考えていなかった場合、そのツケがどこかで現れます。

特に金利が変動する住宅ローンを選択した場合、いざ借りた後に利率を確認しなくなるということはよくあります。住宅ローンの金利には、変動金利と、固定金利とがあります。変動金利で借りたほうが金利は低いですが、将来的には金利が上がる可能性が大いにあります。

金利の上昇は返済額に直に影響し、しだいに住宅ローン残高減少のペースも鈍ることになり、返済負担が増加することになってしまいます。住宅ローンは、完済まで長い期間を要します。借り入れ時の金利を低く抑えるだけでなく、何年か後のことも考えなければなりません。

 

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住宅ローンを決めるときは比較検討することが大切

もしも住宅ローンを組むことになったら、金融会社ごとの条件をよく検討して、返しやすいところにしましょう。借りたお金は、期日までに確実に返さなければいけませんので、きちんと返せる条件で融資を受けるようにしましょう。

金融機関によって金利やサービス内容は異なり、例えば繰り上げ返済の手数料や返済方法などにも差があります。どの金融機関から融資を受けるかは、数年後の働き方や、家庭の築き方などによって様々です。

希望の金額が大きすぎて、住宅ローンの審査に通らなかったことがあっても、次の金融機関からは借りられることはよくあります。ですので、住宅ローンの融資を受ける時には、金利や手数料を比較して融資を受けたい金融会社を選び、仮審査を受けるといいでしょう。

金利の違いがわずかのように見えても、借入期間が長く、借入額が高額になることが多い住宅ローンの場合は、ちょっとの違いが利息を大きく左右します。

キャンペーン期間中は、火災保険が付帯していたり、手数料の割引が受けられたりといったお得なサービスもありますので、確認するといいでしょう。キャンペーンや優遇期間など総合的に比較検討して、総返済額が最も安いところを選ぶのがポイントです。

元金の返済を急ぐことで、返済総額を減額したいと思う人は、繰り上げ返済に伴う手数料が少ないところを選び、余裕がある時は返済をするといいでしょう。返済スタイルに関してもしっかり比較し、毎月の返済額を選べたり、単位で決めることができたりしますので、じっくり吟味しましょう。

住宅ローンは、一生に何度もないくらい高額なお金を動かすことになりますので、金融会社ごとの条件をきちんと見極めて、返済しやすいところを選びましょう。

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