お彼岸 2016年はいつ?秋のお彼岸の期間、日程は?

お彼岸

日本には、季節の節目に「お彼岸」というものがあります。

お彼岸は1年に2回、3月(春)と9月(秋)にあり、それぞれ春分の日と秋分の日の日と深く関わり、お墓参りをする年中行事の1つとなっています。

 

また、お彼岸が何故、「春分の日」や「秋分の日」なのか?

これは「春分の日」や「秋分の日」に日本で起きる自然現象が関連しています。

 

スポンサードリンク

 

そもそもお彼岸とは、仏教によると太陽が真西に沈む日が、あの世とこの世が最も近づく日とされていて、ご先祖様の供養をするのに最も適した良い日と考えられているからです。

この「真西に太陽が沈む日」は、昼と夜の時間がほぼ同じ長さで、1年に2回訪れる「春分の日」と「秋分の日」となるわけです。

 

 

そして、お彼岸の期間中はお寺で「彼岸会」、「お彼岸法要」が行われます。

お墓参りはお彼岸の際には必ずされると思いますが、お寺の主催するお彼岸法要に参加しご先祖様を供養することも増えてきたようです。

[参考]:お彼岸とお盆の違いを詳しく解説!難しくありませんよ。

 

 

お彼岸

 

秋のお彼岸、2016年はいつ(期間・日程)?

秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日ずつを合わせた7日間となります。

では2016年は、いつなのでしょうか?

「秋分の日」は毎年9月23日頃となっていますが、実際には国立天文台が作成している暦象年表に基づいて閣議決定されたものが前年2月に官報で発表されます。

よって、それまでは「秋分日」としか記載されていません。

 

スポンサードリンク

 

「頃」となることがよく理解できるのは、「うるう年」や「うるう秒」の存在ですよね。

「うるう年」は4年に一回、2月29日という日ができるので皆さん、ご存知ですよね。

 

 

 

お彼岸

 

ですので、「秋分の日」というのは本来はとても複雑な計算で求められていて、毎年決まった日にちにはなりません。

「これまでの統計上、この日が多かった」ということに過ぎないのです。

 

ちなみに、2016年は9月22日、2017年は9月23日が「秋分の日」になります。

春のお彼岸、2017年はいつ(期間・日程)?

春のお彼岸も秋のお彼岸と考え方は同じになります。

そのため、春のお彼岸は「春分の日」を中日として前後3日ずつを合わせた7日間となります。

 

では、2017年はいつかというと3月20日になります。

 

ちなみに「春分の日」は政府によると「自然を称え、生物をいつくしむ日」ということのようです。

お彼岸の呼び方

「春分の日」、「秋分の日」を「中日(ちゅうにち)」と呼んでいます。

 

また、お彼岸の初日のことを「入り・彼岸の入り」と呼びます。

 

また、お彼岸の終わりの日のことは「彼岸明け」と呼びます。

 

ここで、「春のお彼岸」と「秋のお彼岸」の別の呼び名についても触れておきたいと思います。

 

お彼岸の期間には、春・秋共にご先祖供養が行われれます。その際に、春のお彼岸については単に「お彼岸」と呼び、秋の場合には「秋彼岸」と呼ぶことがあります。

 

また、別の呼び名として、春のお彼岸のことを「彼岸」、「春彼岸」と呼ぶのに対し、秋のお彼岸を「のちの彼岸」、「秋彼岸」と呼び分けることもあるようです。

お彼岸のお供え物は? お墓参りで必要なものは?

お彼岸の由来や意味は?お供えものはどんなものがオススメ?」でも紹介をさせて頂きましたが、春にはぼたもち、秋におはぎをお供えすることが一般的となります。

 

それぞれの呼び名は、春のぼたもちは「牡丹」、秋のおはぎは「萩」から来ていますが、全く同じ食べ物になります。

 

その他のお供え物としては、季節の果物やお酒、また故人の好物を添えるのが一般的とされています。

 

また、お墓参りに持参するものとしては、

 

  • 数珠
  • お線香
  • ろうそく
  • マッチ(ライター)
  • お花
  • お供物 (お菓子や果物、故人の好きだったものなど)

 

のようなものが必要となります。

 

また、お墓に食べ物を添えることも問題ありませんが、お参りが終わった後には持ち帰るようにしましょう。

特に暑い日になると食べ物は腐りやすく、匂いが近隣の方のご迷惑になりますし、カラスなどがお墓を汚すことにもつながってしまいますので。

「春分の日」、「秋分の日」が祝日の理由は?

お彼岸にお墓参りをする文化には、「生かされていることへの感謝」、「ご先祖様への感謝」をする大切な節目となります。

※お彼岸は仏教用語ですが、仏教伝来の国のインドや中国ではお彼岸の時期にお墓参りするという風習はなく、日本独自の風習となります。)

 

そして、春分の日は「自然を讃え、生物を慈しむ」。秋分の日には「先祖を敬い、亡くなった人を忍ぶ」と言われています。

 

そんな日に家族揃って、ご先祖様のお墓参りに行くために「春分の日」と「秋分の日」は国民の祝日と定められているのではないでしょうか。

編集後記

お彼岸でお墓参りをするのは年に2回ですが、ご先祖様に会いに行くという意味でも、毎年の行事として行っていきたいものです。

わたしたちが今、生きていられるのもご先祖様がいたから、そしてご先祖様の努力で、この世の中を創ってこられたからです。

今年の夏は史上最高に暑いと言われているようで、秋のお彼岸の時期にも残暑が厳しいかもしれませんが、ご先祖様に会いに行っては如何でしょう。

スポンサードリンク

こんな記事も読まれています。

お彼岸