今回は、便利な肩こりグッズやマッサージチェアなどのご紹介ではなく、「なぜ肩こりは起こるのか?」ということで考えてみたいと思います。
良く「因果関係」という言葉を聞くことがあるように、その結果を生むのは原因があるからであって、肩こりが起こるのにも原因があるわけです。
わたしも昔から肩こりに悩まされてきたひとりで、色々なことをする上で緊張し、肩に必要以上の力が入り、肩こりになったと考えてました。運動については、野球やサッカーなど球技を中心にスポーツをしていても、肩こりには本当に悩みましたね。
でも、これも肩こりの原因ではあると思うものの一部に過ぎないのではないかと今、思いますね。
ということで、まずは一般的に考えられている肩こりの原因を調べてみることに。
まず、考えられる肩こりが何故起こる原因は「運動不足」ということが考えられるのではないでしょうか。
高校生ぐらいまでは週に何時間も体育の授業がありますが、大学に入ると一般教養課程で少し体育があるだけだったと記憶しています。(もちろん、体育大学に通われた方は、そちらが授業のメインになりますので、大学生でも運動に多くの時間を使われていたと思います。)
そうなってしまうと、「スポーツクラブに入る」、「週末ランニングする」など、能動的な行動をとらなければ運動不足は解消枯れません。これは、社会人になると余計に顕著に表れ、日々のストレスで運動する気力もなく、体を動かさない生活習慣が身についてしまうという訳ですね。
しかしながら、最近では、この「運動不足」とは反対に、「筋肉疲労」が肩こりの最も多い原因ではないかと言われているようです。
これまでも繰り返し書いてきましたが、パソコンやスマホに触る時間が大変に増えています。
わたしも基本的には日中、デスクワークの仕事をしており、家に帰ってからもパソコンの前にいる時間が多く、ずっと同じ姿勢でいることが多いです。これは特定の筋肉だけを動かし続けているということが言えますので、筋肉疲労が起こりやすくなる訳です。
そのうち、すべてが音声認識の元、パソコンを動かせるようになる時代も来ると思いますが、今のパソコンでは使うのは上半身全般ですので、これが肩こりが増えている最大の理由であると言えますね。
それに加え、モニターを近くで長時間見ることにより、目も疲れてきます。昔も今も「テレビをそんな前で見ないように」と言われると思いますが、「そんなに近くでパソコンのモニターを見ない」とは言われないですね。ま、そうなると仕事にならなくなってしまいますから。
そして、目に加え頭から首をも酷使しているのと同じ事ですので、そこに近い肩も疲れやすく、血行不良になって肩こりになってしまう様にもなるのです。
目も酷使し、年齢を重ねることにより、視力が悪くなるために、しっかりモニターの文字を見ようとすることにより、肩をはじめ色々なところにいらない力が入り、肩こりを悪化させてしまう悪循環になってしまうということですね。
肩こりの解消方法を考えることもとても重要ですが、肩こりの原因である姿勢や生活環境にフォーカスしてみることもよいと思います。
では、肩こりを治すのにまず何を思いつくでしょうか。
私の場合は、「ツボ」になりますかね。
人の体には、ツボが色々なところに多く存在します。そして、その中には肩こりに効果が有るツボも存在します。
それを他人に押してもらうことで肩こりが少しでも楽になることが良くありますよね。
(肩の周りのツボを押すときには、わたしの場合は家族にしてもらいます。無理な体勢でツボを押すことになってしまうと、他のところに影響が出そうで・・・)
例えば肩の真ん中辺りには「肩井」と言うツボがあり、後頭部の生え際部分にある「風池」と言うツボ等が有ります。
そして肩こりが解消されるだけではなく、頭痛にも効くと言われています。
ただ、自分では見えない場所になるので、正確にツボをとらえるにjは難しいかもしれません。
そこで簡単に出来るツボ押しの場所として、親指と人差し指の間にある「合谷」と言うツボがあります。このツボは、「万能のツボ」とも言われています。肩こり、頭痛等に特に効果が有る様と聞きます。
また人差し指と中指の間に「頚頂点」と言うツボもあります。
まずは、押しにくい、無理な体勢を強いるツボではなく、手にあるツボは押しやすいので、こちらから試してみると良いと思います。
少しリラックスしたいタイミングで押してみてもよろしいかと。
ただし、注意点としては、
- 強く押し過ぎない事
- 長く押し過ぎない事
です。
おおよそ、5~6秒を目安に刺激して行くのが良いのではと思います。何にでも言えることだと思いますが、やりすぎは禁物です。
特に力のある大人がお年寄りにされる場合には注意が必要です。骨折させてしまっては本末転倒ですので。
いかがでしょう。手のツボであれば、気軽にできますし、続けることも難しくはないのでは。
短期間で肩こりは改善するものではありませんので、何事も継続ということで、気持ちにゆとりをもってやられてみては如何でしょうか。